映画以外

1)『ももクロ 春の一大事』について知っていること/『ももクロ春の一大事 2022』に寄せて

一つ前の記事で、浪江町について書くことの心構えを語ったが(恥ずかしい)、まずは『ももクロ 春の一大事』について――それも特に、『笑顔のチカラ つなげるオモイ』が冠せられた、自治体共催型になったそれについて、自分の知っていることを書いていく。 ■…

0)はじめに/『ももクロ春の一大事 2022』に寄せて

■浪江町の風景をめぐる2つの視座 2020年2月7日にNHKで放送された『ドキュメント72時間 福島・浪江 年の瀬、ふるさとのスーパーで』を見たとき、印象に残った場面がある。 www.nhk-ondemand.jp ある浪江町出身の男性が、解体予定の実家へ、他地域出身の妻…

ももいろクローバーZ 舞台『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』感想(第ニ幕) #DYWD

■ヘヴン成長期 ヘヴンを結成した彼女らは、第二幕でももクロ楽曲によるライブを立て続けに行う。 現実そのままの振り付けで再現されるが、それはライブではなく、あくまでもライブの演技である。 高城:歌う部分はあくまで役の中の私たちがやっていることで…

ももいろクローバーZ 舞台『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』感想(第一幕) #DYWD

■プロローグ で、順に展開を舐めていくと、ファンとしては、まず先に語った交通事故に見舞われるイントロダクションで泣いてしまう。 落差がすごい。 翌日のダンスコンクール決勝を控え、みんな軽い躁状態になっている。 カナコは、勉強ができない。 いわゆ…

ももいろクローバーZ 舞台『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』感想(導入) #DYWD

いま、ももクロが舞台というか、ミュージカルが絶賛やっててさ。 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』っていうタイトルのを。 舞浜アンフィシアターっていう本来シルク・ドゥ・ソレイユ用に作られた劇場で。 9月下旬〜10月上旬にかけて、合計19公演やるわけなんだ…

【NY】ももいろクローバーZ 「アメリカ横断ウルトラライブ」感想(4/4)

11/19 NYでは朝から昼過ぎにかけて、MOMAに行き、長年書籍でよく慣れ親しんできた近代美術の数々を生で鑑賞した。下記のツイートにある現地の人たちの感動を、俺は美術で味わってきた。現地の人の話で1番心に残ったのは、ずっと円盤とかを見ててやって欲しい…

【LA】ももいろクローバーZ 「アメリカ横断ウルトラライブ」感想(3/4)

アメリカツアー三箇所とも演出・セットリストに大きな違いはない以上(※)、ハワイの感想が大枠をすでに果たしている。 LAとNYは、差分を主に語る。※今回の演出・セットリストが練りに練り上げられた解であることは、ハワイの感想に書いたとおりよくよく実感…

【Hawaii】ももいろクローバーZ 「アメリカ横断ウルトラライブ」感想(2/4)

11/15 14時ごろ、ホテルにチェックインし荷物を置いたら、ペンライトとiPhone、モバイルWi-Fiだけの身軽な格好で(すなわちそれを手に握っただけの全裸の状態で)ハワイのライブ会場であるRepublikに向かった。途中、Twitterで人様のつぶやきを検索し、開場…

【はじめに】ももいろクローバーZ 「アメリカ横断ウルトラライブ」感想(1/4)

さる4月2日、ももクロはドームトレック2016千秋楽の西武ドームday1で、ハワイ、ロサンゼルス、ニューヨーク三箇所によるアメリカツアーを今年11月に行うと発表した。 この発表を西武ドームで聞いたとき、「あー、ついに来たな」と思った。元々こういうツイー…

ももいろクローバーZ 舞台『幕が上がる』感想

先日、菊地成孔がジャズミュージシャンの立場として映画『セッション』が許せないと、1万6千文字の感想(=批判)を書いていた。 スマホでいくらスクロールしても、右側のスクロールバーが水銀の体温計程度のプルプルした動きしか見せない。 長え〜(笑)と…

4)-総論- 私は生涯結婚すべきでないことの証明

定義1.私は、「自分は自分が生かすべき」という倫理観を強固に有している。定義2.女性はごく例外を除き、「結婚」が代表する非対称型の人生設計モデルを採用している。〜〜〜定理1.「定義1」と「定義2」の不一致につき、私は女性の大半を、自らと同…

3)女性は人間ではない

俺は社交性に欠いているが、それでも生涯通して会話をしてきた女性は何百人といる。一度は性に絶望した人生だったが、ある時期「もしかしたら自分もやはり恋愛できるのではないか」という望みを胸に、女性と交際したことだってある。 セックスは気持ちがいい…

2)文物主義

上述のとおり、俺は中学生のとき精神の危機に瀕していた。あのときの孤独感は、骨折したときの痛みに近い。 毎分毎秒、自我を崩落させるほどのつらさが希釈なく襲いかかってくる。 このつらい時間を埋めてくれる何かがないと"死ぬ"と感じたとき、細かいこと…

1)個人主義

幼いころ、多動児だった。 あまり多くは語りたくないが、頭が悪いことと不潔であることを極めていた。俺はハゲている。 ハゲデビューは早く、小学3年生あたりから頭頂部が薄い。 当時はJリーグ全盛期だったので、運動音痴な俺を指して、よく「サッカーので…

0)女性を人間と呼べるかどうかはまだ議論の余地があるだろうが、俺が生涯結婚すべきでないことに疑いの余地はない。

俺はよくTwitterで女性を叩く。 女性という生き物を軽蔑し、憎らしく思っているからだ。 そして同時に、女性に劣情をもよおす。 軽蔑しながら勃起している。勃起は、すごい。 勃起は自律神経だから、理性とリンクしていない。 たとえばエロ本に載っている全…

恋バナ

Twitterを始めるよりも前、mixiを利用していたころは、このブログにたまに書くような長い文章を、よく日記として書いていた。当時は一桁台のマイミクたちに向けて、「お前たちは新着日記のリンクカラーの青を見たら、俺に興味がないくせに、その青をクリック…

イギリスへワーキングホリデーに行っていた友人の話

インターネットを介さずに知り合い、いまも仲良くしている友人は二人しかいない。 そのうちの一人は、つい最近までイギリスへワーキングホリデーに行っていた。 ※ロゴは俺が勝手につけた。彼はカメラマン志望であり、日本で5〜6年、カメラマンが集うスタジオ…

あーりん